海外の研究環境について
年末年始にかけて、海外でがんばっている研究者友達が続々帰国した。折角なので、海外の研究環境について聞いてみた。
結果、感じたことは以下の通り。
- 効率が良さそう。
かなり簡略化した研究の進め方を例にとって説明してみると以下のような感じ。
病気Aの発病メカニズムをしりたい(目的)。
↓
病気Aに関わる遺伝子(Missing-link)がわかっていない(課題)。
↓
関連する遺伝子を見つけよう(対策案)。
↓
正常型と遺伝子の発現操作をした細胞の形を写真で比較する(手段)。
と、ここまでは日本でも海外でも同じだと思うのだが、以下が違うようで、
海外:
(写真を撮る前に)細胞の写真を比較するのに画像解析が必要なんだから、画像解析専門の人を加えて、アドバイスもらおう!
↓
(写真の取り方、解析方法が決まった上で)実験開始!
日本:
実験開始!
↓
一人で写真の取り方、解析方法の試行錯誤を繰り返す(機械の使い方は詳しい人に教えてもらう)。
↓
行き詰まったとき、相談する。
今回話を聞いた海外研究所の場合、専門スタッフ(特定のラボに所属せず、研究所に所属する事務職員のような身分の研究員)がかなり充実しているみたいなので、特殊な例かもしれない。
でも、実験の計画段階で相談できる専門スタッフ(ラボ付きのテクニカルスタッフではない)を配置するという案は、時間効率を上げる点で有効だと思った。
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