バイオが好きな理由

2009年3月7日の内田麻理香さんのブログ「カソウケンの科学どき技術どき」の記事の中に物理学者の考える素数仮説と工学者の考える素数仮説について文章があった。


おもしろそうだったので、「生物学者の考える素数仮説」というコメントを書き込んでみた。書き込みにあたり、私なりに生物学者の考え方、生物学とはどういう学問なのかを再考してみた。


結果、私が行き着いた回答は、「生物学は"場"を理解し再構築する学問である。」ということだった。


様々な細胞、いきものを観察する。そこにどんなプレイヤー(遺伝子、環境など)が関わっているのかを知る。各プレイヤーの役割を知る。それをお話(論文)にする。これが私がやってきた研究のエッセンスだったと思う。


この作業は推理小説の中で、探偵がやっている作業に似ていると思う。そういえば、私の子供の頃の夢は、スパイか探偵か小説家だった。バイオ研究者をやっている間気がつかなかったけど、研究していた時、この3つはすべて実現していたんだ。だから私はバイオ研究が大好きなんだな。きっと。


サイエンスコミュニケーションの方法として推理小説とバイオの合体とかおもしろそうだなぁ。
まぁ、こんなのおもしろがるの私だけかもしれないけど。


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