ゆっくりしました。
連休、実家に帰ってきた。
両親は運動に目覚めたのか毎日ジムに行く。私も一人で家にいてもつまらないので、一緒に行きビジターとして運動をしてくる。両親はさすがに毎日来ているだけあって、知り合いが大勢いる。彼らが決まって私にかける言葉
「あ、研究者やってるんだよね。」
・・・すいません。もう研究者では無いんです。親不孝な私。
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連休中に読んだ本。
![「意識」を語る 「意識」を語る](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51BWuBjPgFL._SL160_.jpg)
- 作者: スーザン・ブラックモア,山形浩生,守岡桜
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2009/02/23
- メディア: 単行本
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本書では、哲学者と神経生物学者が「意識」について対談をしている。神経生物学者の語る言葉の方がしっくり腑に落ちるのは、私が生命科学の研究者だった所為だろうか。
対談にはSir.Francis Clickのモノも含まれている。DNAの構造(2重螺旋)を発見しノーベル賞を受賞した彼が晩年、視覚神経の研究をしていたとは知らなかった。Sir.Francis Clickは「人はニューロンの束でしかない」なんて、ちょっと過激な言葉を残しているらしい。「人がニューロンの束でしかない」のだったら、同じインプットに対する反応の違いはどこから生まれてくるんだろう。
「人はニューロンの束でしかない」という言葉は頭では理解できても、まだ感情との折り合いがつかない。「ニューロンの束」だと悟った上でまだ研究に邁進できるSir.Francis Clickはすごいなぁ。
そんなことを徒然に思う秋の夜長なのであった。