大学院生募集!
最近、ポスドク問題に関わらせてもらう機会が多くなってきた。この件はポスドクにとって、非常に大きな課題なのだが、もう一方の当事者、大学側にとっても、至急解決しなくてはいけない課題なのだ。
ご存じの通り日本は大学全入時代に突入している。少子化と相まって、今後大学生はどんどん減っていくことが予想される。これのどこが問題かを簡単に書くと、こんな感じ。
子供が減る
↓
大学生が減る
↓
そんなに大学いらないでしょ(by 財○省)
↓
大学予算がへる
↓
教員が減る
以前は、大学職員は国家公務員だったのでなかなか首にできなかったのだが、大学独立法人化、任期制の導入などでちょとずつ環境が整ってきている*1。いまのところ日本は「科学技術立国」を目指しているので研究予算はどんどんつぎ込まれており、大学は研究者が取ってきた研究予算を間接経費として差し引いていて収入とすることができる。しかし、そもそも研究費を取る資格があるの大学教員数自体が減ってしまったら大変なことだ。
上記の流れを止めるためには、「大学院生を増やす*2」が一番の解決策だと考えられているので、大学側は生徒獲得に躍起で、留学生30万人計画だとかが掲げられることになるのだ。
これだけポスドク問題が顕著化したなかでは「大学院生になりたい」という人を集めるのは結構大変なので、大学側としては「うちの大学院生になれば就職も大丈夫!」とアピールする戦略*3にでる。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
上記をふまえた上で、とある大学本部から出た言葉
そもそも、就職するような学生はいらない。
・・・ほほぅ。それは新しい視点ですね。まさにコペルニクス的。
えっと、ご希望をまとめますと、「時間があって、就職する必要が無くて、大学院に進学できる学力を持つ。」ような方を大学院生に迎えたいのですね。
(考え中・・・)
!!
日本にはぴったりの層がいるじゃないか。それは「アクティブシニア*4」と「富裕層」。彼らなら就職しないし、学もある。そして何よりお金がある。*5
生命科学に興味がある「アクティブシニア」と「富裕層」のかた、是非ご一報くださ〜い@